こんにちは。今回は新しく購入したギターを紹介します。
Kigoshi Custom GuitarのKT-001Pというギターです。
メーカーURL→ http://www.kigoshi-guitar.com/
メーカーの基本モデルから、PUをP90に変えたモデルのようです。基本はPAF系のハムバッカーが載ってます。正直そっちが良かったのですが、中古で出てたのがこれだけでした笑
最近はハズレを引いて手放す場合の損失を考えてしまって、基本的に新品のギターは買えません…
ちなみにPUは、グリニングドッグとWIZZ PICKUPSのどちらかの物だとのことです。クリーム色っぽいのがグリニングドッグとのことで、多分そっちなのかな。 (ブログを見たご本人がわざわざご連絡をくださいまして、その際に教えていただけました)
スペックはハードメイプルトップ、ホンジュラスマホガニーバック(1P)、ローズ指板、ホンマホネック(1P)、重量は約2.9kgです。正直、木材の豪華さに釣られた部分が大きいです。
特に指板のローズウッドは黒々として、導管もほとんどありません。ちなみに、楽器屋さんが「目の詰まった良い材です!」とか言いますが、それは音が良いという意味ではなく、見栄えが良いという意味なのでご注意くださいね。トップもめちゃくちゃ豪華なメイプルです!
Kigoshi custom guitarはどうなのよ
木越さんというギター職人兼家具職人さんが、神奈川の小田原で作ってるギターだそうです。タッピングで木材を選定し、相性を考えながら組んでいくとのこと。
そのような職人系のギターでよく売りにされるのが、細部の仕上げなどの作りの良さですが、ここは違う!
かなり雑!笑
同メーカーのデジマートの商品紹介を見ると、どれも仕上げ・作りの雑さに関するフォローが書いてあります笑
しかし!めっちゃ鳴る!というのがギターの面白いところですね~
細かいところまでキレイじゃないと嫌って人、止めといた方がいいです。そんなことより、音が良ければいいって人、おすすめです!
ただ、この仕上げを見ると家具の方はどうなんだろうかと思わなくも…笑
個人的評価
仕上げ:2.5/5点
50万円台のギターではとても許されないレベル
鳴り(音):5/5点 ・・・ 打てば響くか、倍音が適度に出ており音色に魅力があるか等
抜群です。倍音の適度に乗った太めのサウンド。アンプサウンドにもホローボディの空気感がよく出ています(エレキなのに不思議ですね)。ジャーンとコードを鳴らすとニヤけちゃいます。
ネック:4/5点 ・・・握ってしっくり来るか、弾きやすいか
かなり太めですが、その割に弾きやすいです。おそらく、FenderCSのNocasterネックより太いです笑
※困ったところ
しかし、1つ難点もあり、元々HB用に設計したボディにそのままP90を載せているのか、PUの高さが適切ではなく、ブリッジPUとネックPUの出力を合わせられないという致命的な問題があります。
通常、レスポールにP90を載せる場合はザグリの深さを変える等して、ブリッジPUの高さを上げることで出力が合うように設計されているのだと思います。(P90は他のPUの用に高さ調整が出来ないため)
今度、弦を交換する時にスポンジとかで底上げしてみようと思います。
追記:バネを仕込んで調整できるようにしました→ P-90(ソープバー)ピックアップの高さ調整!
サウンドサンプル
まとめ
初めてのシンライン、初めてのP90でしたが良い買い物ができた気がします~
海外ギターの話で、雑さが良い音に繋がるのだみたいな言説がありますが、もしかしたらあり得るのかもと思わされるギターです。
とはいえ、DonGroshみたいに作りも良くて音も抜群な海外メーカーもあるので、高価格の商品を売るならどっちも頑張ってもらえると嬉しいですね。
やや難もあるギターですが、ネック、ボディなど全体が一体となって鳴るこの感覚を持つギターはなかなか稀有だと思います。ここまで音が良ければ仕上げは関係ないですね!笑
遂にデジマートの紹介文に、工芸品を求める方は他のメーカーをあたってくださいというような文言が入りましたが、正直、ここまで鳴るギターを作るメーカーさんが言うなら潔くてもうカッコいいです笑
細かい見た目に拘るより、良い音で鳴るギターをガンガン弾きたいという人にオススメできるメーカーです!
このギターを作った職人さんはツイッターをやっていらっしゃるのですが、とても親切な方ですので気になった方はぜひ問い合わせしてみてください。
ちなみに、近い形のギターを作ってるNishgaki guitarsさんというメーカーがございまして、こっちもかなり良さげなんですよね…沼だ…
それではまた。
最後におまけの雑部分写真集
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