こんにちは。
今回は最近ツイッターで流行ってる?VeroCityのプリアンプを紹介します。
最初に謝っておきたいのですが、私はハイゲインを全く使わない人種ですので、その点でややメーカーさんには不利なレビューになっていることをご了承ください。
その前提で読んでいただけると幸いです…
VeroCity Effects Pedal
アンプの真空管をFET(トランジスタ)に置き換えて再現しました!という商品を販売している日本のペダルメーカーさんです。コレ自体はDIY界隈とかでも昔からよくある試みですね。
3年前くらいに試奏だけしたことがあったのですが、その時の印象は正直、酷いものだったんですよね。
しかし、最近ツイッターでよく絶賛されるのを見て、本当に良いのか改めて試してみようと思い、適当な中古を買ってみました。(ホントはローゲインの機種が良かったのですが、VeroCityさんハイゲインばっかなんだもの!)
本当に良い物なら嬉しいのですが、結果はいかに!
FRD-Custom
FriedmanのBE-100というアンプを再現した物だそうです。残念ながら元ネタは弾いたことありません。
定価55,000円
つまみはボリューム、ゲインとプレゼンス、トレブル、ミドル、ベースの4EQです。
それに加えて、FAT、C45、SAT、Voiceのスイッチがついています。
- トレブル:高域だけでなく全体に効く感じ
- ベース:あまり効かない。ゲインと連動している。
- プレゼンス:左に回しきるとバイパスされてギンギラギンになる!
- FAT:ちょっとだけ太くなる
- C45:レンジが上に動く感じ、歪みがちょっと汚い感じになる?
- SAT:ダイオードクリップの追加、メッチャ音量が下がってのっぺりする
- Voice:全体的なボイシングを調整、明るくなる感じ
また、アウトプットジャックのプラグは普通に挿せばインプット向け、半挿しでアンプリターン向けにインピーダンスが替わります。
感想
良いとこ
- よく歪んで弾いていて気持ち良い
- 反応性も良い
- コンパクト+軽量
- インピーダンス切り替えは便利(でもよく考えたらスイッチとかの方が安全でいいかも…)
いまいちなところ
- ノイズが大きい
- つまみの効きがいまいち良くない
- ギターボリューム絞った音がヘニャヘニャ
- 歪みペダルは潰れちゃう
- 真空管っぽさは無い
- 高い
あとは、個人的にはですが、流石にゲインの可変域がハイゲイン寄り過ぎに感じました。元のアンプもクランチは殆ど出ないアンプなのでしょうか?
※元ネタも同じって点があれば申し訳ないですが…
まとめ
評価:2/5点
全体的に弾いていて本当にフリードマンってこんなんなの?という疑問が常に浮かぶというのが正直な感想です。弾いたことが無いので何とも言えないのですが…
つまみの効きやノイズについては、昔、試奏したVeroCityペダルと同じ感想でしたね。
また、これは素子が違うので当たり前ですが、やっぱりFETで真空管の音は出ないです笑
近い価格帯でALBITのフルチューブプリアンプが売ってることを考えれば、本当に真空管サウンドが欲しいなら断然そっちだがオススメですね。(ハイゲインの場合は歪みエフェクターが必要ですが)
とはいえ、パワーサプライで電源供給可能、コンパクトで軽量、かつ単体でハイゲインという利点はありますので、サウンドや品質に納得できればハイゲインを求める方にとっては良い商品かもしれません。
ただ、これを真空管サウンド!とか言って紹介してるインフルエンサーや楽器屋さんのことを私は今後、信用しません!
以上、ありがとうございました!
コメント
仰る通りです。あれでプリアンプとは言えません。
kameさん
コメントありがとうございます!
気に入って使っておられる方もいるのであれですが
あの売り文句で実際の物はこれか…というのが正直なところですね…