【レビュー】SirToneのSpiceケーブル「VFF-2508」をチェック

こんにちは

今回はSirToneというケーブル屋さんの商品レビューをしていきます。

Spiceケーブル「VFF-2508」とは!

見た目はただの延長ケーブル

この延長ケーブルが噂のSpiceケーブル!電源に繋ぐだけで音質が向上するというヤバイやつなのです!

・・・まあ、お気持ちは分かりますがどうぞ最後まで見ていってください笑

パッシブで音が良くなる系のオカルト商品を見るとどうしても気になってしまうんですよね。元祖はHSWのSPICEに始まり、最近でもツイッターで「箱」とかいうパッシブバッファー(?)なるものが話題になってましたよね。

とはいえ、自分で実際に試さずに叩くのは信条に反するので、半額セールの機会に購入してみました。

それでは実験!効果あるのか!

まずはKemperの電源ケーブルの先に繋いでみました。

Kemper→ S/PDIF→I/Fでリアンプしました。聴いた感じでは違いは分からず。

アナライザで見てみると

スパイスケーブルなし
スパイスケーブルあり

うーん、誤差!変化なし!

次は、MooerのBaby Bombという30Wの小型パワーアンプの先に繋いでみます。

こちらはDAW→I/F(out)→Kemper→Baby bomb→キャビの接続でリアンプし、それをマイクで録音しました。

パッシブでの変化なのでレンジが狭くなるとかだろうな~と予想していたのですが、こちらでは予想通りの変化を感じました。僅かにレンジが狭まった感じ?

アナライザで見てみると

スパイスケーブルなし
スパイスケーブルあり

アベレージの取り方をSlowに変えたのが次

大体、聴いた感じに近いですね。ツイッターなどできらびやかになったという方がいましたが、ローが削れた分、ハイが目立って聴こえたのでしょうか?

真空管アンプで試せば、より違いが大きく出るかもしれませんね。

モニタースピーカーに繋いだところ、ふくよかさが無くなりギスギスした音になる気がしました。(自信はあまりないですが笑)

まとめ

最初にテスターで電圧を測ったのですが、特に電圧の変化は見られませんでした。

パッシブ(≒電気を使わないで)で起こせる変化は劣化する方向のみですので、こういう商品において重要なポイントはその劣化が音楽的か否かだと思っています。

そして、そういう意味ではVFF-2508がマッチする場面が全くないとは言い切れないが、特別オススメしようとは思わないというのが常時期な感想でしょうか。まあ、きちんとした環境を構築しているのであれば、不要というか邪魔になると思います。

あとは、オーディオ関係で「向上」というワードを使うのはちょっと良くないと思いますね。

また、もう一つのポイントとして価格設定が誠実かも重要だと思いますが、こちらの商品は1,500円+送料ですので、その点については常識の範囲内だと思います。

ちなみに、液晶ディスプレイに繋ぐと発色が良くなるとも書いてありましたが、私には分かりませんでした笑。他にもWi-Fiの出力が上がったとか色々見ましたが(メーカーさんがRTしてました)、そこまで試そうとは思えないので、気になった方はご自分の目で確かめてみてください笑

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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