皆さん、こんにちは。
良いパワーサプライが欲しかったので、とりあえずStrymonなら間違いないかと思い、とりあえず買ってみました!
スペック
500mA×5口(1口は9,12(350mA),18V(250mA)で切り替え可)と給電力はバッチリ、各口はアイソレートされています。
昔はアイソレートサプライといえば、Voodoo LabのPedal Powerくらいでしたが、最近は各社出揃ってきましたね。Strymonとしては、このアイソレートを2重に行っていることが売りの一つのようです。(アイソレートされていない電源に、アナログとデジタルを両方つなぐとノイズが出る場合があると言われています)
サイズは184(W)×88(D)×30mm(H)と結構大きいです。
普通のコンパクトエフェクターと並べるとこんな感じ、厚みもコンパクトの上っ面より少し薄いくらいです。物によってはペダルトレイン系の裏につけることもできますね。
電圧
パワーサプライにおいて、各社の特色が出るポイントではないでしょうか。
もちろん、殆どの場合は9Vを供給するために使われるわけですが、メーカーによっては音が良いと言われている新しい電池の電圧をターゲットにしていたりします。(例えばFree The Toneは9.8V)
というわけで、今回はZUMA R300の電圧をテスターで測ってみました。
- 9V → 9.15V
- 9V(可変) → 9.07V
- 12V → 11.68V
- 18V → 17.54V
2万する商品で12V、18Vがちゃんと出てないのは気になりますね…
サウンド
このブログでは電源で音が変わることを再三お伝えしてきましたが、やはりパワーサプライでも変わります笑
こちらのボードで、パワーサプライにStrymonのZUMA R300(税込み22,000円)を使った場合と、同じくアイソレートタイプのVital AudioのPOWER CARRIER VA-08 MKII(税込み9,218円)を使った場合のサンプルを載せておきます。
いかがでしょうか?
個人的な感想として、Strymonは元気の無い音に感じますね。ノイズフィルターとかの影響でしょうか?
Vital Audioは安価で恐らく回路がシンプルな分、よりダイレクトな音になっているのかな?こちらは固定ポートで8.6~8.8Vしか出ていないので、これでハイが出ているだけかも…?
ちなみに、Strymonは電源ケーブルを替えると結構音が変わります。
サンプルはSirtoneの電源ケーブル(安い方)を使った場合ですが、付属ケーブルよりハイが出るようになりましたね。
ZUMAに関しては、電源ケーブルやDCケーブルを変更すれば、余計なハイを抑えながら立体感のあるいサウンドに持っていけると感じました。
そうすれば、音の派手さはVital Audioの方がありますが、音楽的なサウンドとしてはZUMAの方が勝っているかもしれません。
おわりに
評価:3.5/5点
あのStrymonなら安心だろうと深く考えず買ってしまいましたが、意外と人を選ぶサプライかもしれません。買ってから初めて弾いた時は、なんか音に元気がない?となりました笑
個人的には電源ケーブルを交換して使うのがおすすめです。
良く言えば耳あたりの良いサウンドで、帯域を整理した立体感は感じるので、消費電力の多いエフェクターに安定して電源を供給したい、電源ノイズの影響をとにかく減らしたい、という場合には良いかもしれません。
とはいえ、Vital Audioと比較してノイズ量にはほとんど違いを感じませんでした。(そもそもエレキギターんもノイズはギター本体由来の物がほとんどですし、電源ノイズで特に困ったことがない…)
それでは、今回もありがとうございました!
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