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【初心者向け】近道で上手くなるギターの音作り ~アンプのツマミ+α編~ | Kemperman-ケンパーマン- 良い音を楽しもう

【初心者向け】近道で上手くなるギターの音作り ~アンプのツマミ+α編~

みなさん、こんにちは。

今回は初心者の方向けに、アンプのセッティングについて書いていきます!

やや長くなりましたが、どうぞお付き合いください!

アナライザの画面キャプチャです

そもそも音作りとは?

この記事では、ギター→(エフェクター)→アンプという流れの中で色々工夫して出音を調整していく作業というニュアンスで使っています。

音作りといえば、まずアンプやエフェクターのツマミを調整するイメージですが、実はギター本体とその調整、ケーブル、エフェクター、プリアンプ、パワーアンプ、スピーカー、キャビネット、電源…さらに細かく言えば各要素のパーツとかまで幅広い要素が関わってくるわけです…

の音作り沼というものは果てしなく深いため、そこの理解にかかる時間を短縮するお手伝いができればというのが今回の記事の趣旨となります。

良い音って?

皆さん、同期のやつに「もっと良い音出せへんかな~」とか言われてムカついたことないですか?私はあります(怒)

これはよく言われることですが、音作りにおいて絶対これ!という正解はありません。人の趣味は千差万別だからです。

そのため、初心者の方などが音作りを良くしたいという場合には、まず音作りにおける間違い(注意点)を認識することが近道だと私は考えています。

音作りのポイント(順不同)

  1. 何を弾いているかが伝わること(度合いはジャンルによる)
  2. 聴いている人にとって耳障りでないこと
  3. バンドアンサンブルの中で調和すること
  4. 自分が良い音(好みの音)だなと感じること

基本的には、これらの要素のバランスを取りながら調整していくことになると思います。

イコライザー(EQ)について

初心者の時ってイコライザーの設定とかよく分からないですよね…

まず、EQとは音声信号の周波数特性を変更するものです。

DAWのパラメトリックEQ、左右が音の高さで上下が音量を表しています。

このように視覚的に見てみると少しイメージしやすいのではないでしょうか。こちらはDAWのパラメトリックEQ(変化するポイントを変更できるEQ)ですが、普段皆さんが使っているアンプのEQツマミにもベース、ミドル、トレブルでそれぞれ決まった周波数、範囲が割り当てられており、このように周波数特性に変化を加えているんですね。

周波数帯ごとの注意点

それでは次に、各帯域で注意していただきたいところを簡単にまとめていきます。

ロー(低音域)

  • 上げすぎ:ボワボワした音で何を弾いているか分からない、ベースと被って邪魔をしてしまう。
  • 下げすぎ:細いカリカリした音になる。音に迫力が出ない。

迫力が欲しいと上げたくなるかもしれませんが、意外とボワボワしていくだけだったり…

バンドにおいてギターの低音が必要とされる場面は案外少ないと思います。バンドアンサンブルとしての迫力は、全ての楽器の音量とイコライジングのバランスが整うことで生まれますので、低音はベースの方に任せて、ギターの低音はやや控えめを意識してみてください。


ミドル(中域)

  • 上げすぎ:ボーカルなど他の楽器の邪魔になる
  • 下げすぎ:音抜けが悪くなる

ミドルはギターの美味しい部分が詰まった部分なのでつい上げたくなりますが、他の楽器や歌の美味しい部分でもあり、色々な楽器が被りやすい帯域ですまた、ボーカルがいるバンドでは歌が主役となる場合が多いですので、ミドルもやや控えめにしてボーカルに譲って上げるようにすると良いですね。

他にも、ミドルは音がどれだけ前に出てくるかにも関わってくる帯域なので、この曲ではギターがどれくらい目立つべきなのかという部分も考慮できるようになると、また一つレベルアップです!

ちなみに、どのパートが主役なのかは曲中の場面ごとに変わります。例えば、ギターソロの時はギターが主役なので、ブースターでローカット+音量UPさせてミドルを目立たせるのも良いかもしれません。


ハイ(高音域)

  • 上げすぎ:キンキンした耳に痛い音になる
  • 下げすぎ:何を弾いているか分かりづらくなる

高音域を調整する時のポイントなのですが、アンプのスピーカーと耳の高さを合わせて調整するようにしてください(JC-120とかコンボアンプではしゃがんで!)。立っている状態ではハイが減衰した音を聴くことになるため、そのまま調整すると耳に痛い音になりがちです!ここは本当に注意です!


プレゼンス(超高音域)

超高音域の倍音をコントロールしますが、他のツマミと比べて効果が分かりにくい場合もあります。また、プレゼンスとは英語で「存在」という意味だそうで、名前の通り音の存在感や生々しさなどに関わる帯域ですね。

ちなみに、プレゼンスとは本来、真空管パワーアンプ部のトーン回路で、エフェクターとかに付いているプレゼンスはトレブルより上の帯域という意味で使われているのだと思います。(トランジスタアンプにプレゼンスが無いのはこのためです)

マーシャルの場合はプレゼンス0でEQを設定していき、最後に補助的に足していくのが良いと思います。

また、VOX系のアンプではCUTツマミという名前になっていて、名前の通りツマミを右に回すほどプレゼンスがカットされていきます。コチラに関してはCUT0でEQを設定していき、最後に丁度いいところまで削っていくのが良いと思います。余談ですが、以前に所有していたBADCATの場合ですと、CUTが音抜けの調整にも重要な感じでした。


色々書きましたが、とりあえずここで皆さんにお伝えしたかったのは、結局どこかの帯域が出すぎても、出なさすぎても音作りとしては好ましくないということです(意図的に狙っている場合は別ですが)

そんなこと言われても…という方へ

そうは言われても何がハイで何がミドルやら聴いても分からない…という方向けに練習法を紹介します。

アンプのEQツマミを一つずつ0→10→0→10と繰り返し動かしながら、ギターの音の変化を聴いてみてください。(DTMをする人ならば、ギターの音を録音してDAWのEQで色々な帯域を上げ下げしてみるのもとても勉強になります。)

これを何回も繰り返すと、こういう音がローとして割り当てられているんだな~、こういう部分がミドルなんだな~というのが段々と分かってくると思います。

して、この感覚が掴めればコチラのものです!

アンプから出ている音と帯域のイメージが結びつかず、今どんなバランスの音が出ているのかを認識できないことがEQ設定に悩む原因だと思いますので、耳で聴いた音をイメージで捉えられるようになれば、音作りが一気に楽になりますよ!

実はゲイン&Volも影響大!

これは人から教えて貰ったのですが、マーシャルなどのアンプはゲインツマミを下げるほどハイが強調される仕組みになっているそうです(JC-120のVolも同じらしい)。それを知らずに、ゲインを下げてクランチで使おう→ハイがキンキンしてどうしたらいいの…となりがちですので、これはぜひ頭の片隅に置いておいてください。

そのような場合の解決策としては、アンプ側のゲインを上げてからギターのボリュームや、前段に繋いだエフェクターのボリュームを下げてゲインを調整してみてください。


ボリュームについては、人間の耳には敏感に感じる帯域があり、同じEQ設定でも大きな音量ではハイが耳に痛く感じる傾向にあります。そのため、ライブ本番など音量を普段より上げる場面では、ハイが耳障りになっていないかを特に注意するようにしてみてください。

ゲインとボリュームは全体のトーンに影響しますので、ある程度こちらを定めてからEQを調整していくのがおすすめです。

注意点&テクニック

エフェクターはアンプのEQが終わってから!

アンプのEQが納得のいく設定になるまで、基本的にはエフェクターをオンにしないでください。アンプのイコライジングが固まらないままエフェクターまで通すと、調整する箇所が多くなりすぎて収拾がつかなくなってしまいます。

そして、納得のいくアンプのEQ設定ができてからオンにし、できる限りオンにする前と同じトーン(周波数特性)になるように設定するのが良いと思います。(基本音色を作るエフェクターの場合)

良い歪みは良いクリーンから生まれます!

また、そのようにすることで、エフェクターON/OFF時の音色に一貫性を持たせることができます(ここは私の好みですが)

帯域の棲み分けを意識しすぎない

帯域の棲み分けとは、ギターが2本の場合に片方はハイミドル、もう片方はローミドルというように振り分けることで、帯域の被りを減らして両方のギターを聴こえやすくしようという考え方です。

ここまでにも、ベースやボーカルとの譲り合いが重要と書いたように、ギター同士の譲り合いも同じく大切です。しかし、これを意識しすぎて過度に音を削ってしまうと、それはそれで迫力を欠くことになったり、弾いてて楽しくなくなったりするので程々にするのも大切です。

そのため、まずはお互いが他パートに配慮した上で自分の好きな音を作ってみて、そこから被りが多いと感じた場合に少しずつ譲り合ってみましょう。

アンプによってEQの効きは違う

アンプによってEQで変化する帯域や変化の仕方は違います。そのため、ジャズコーラスでこんな感じだったから、マーシャルでもこう!みたいなのは通用しません。

私も時々するのですが、新しいアンプを使う時はEQをグリグリしてみて、どのような帯域が割り当てられているのか等を確認しておくと音作りの見通しが立てやすくなりますよ。

環境によってもEQ設定は変わる

スタジオで音作りをした時のEQをそのままライブでも設定すればOKというのは間違いです。音量、環境などが変われば、そこからの微調整が必要となります。

ツマミに惑わされない

これもなかなか難しいのですが、ツマミの数字には惑わされず、あくまで耳を頼りに音を作っていきましょう。場合によってはどこかのツマミが0になることもありえます、あなたの耳がそれが良いと判断したならそれを信じてください!

終わりに

やはり、音作りは自分で試行錯誤することで理解が深まるものだとも思うのですが、皆さんがそれを少しでも近道して、より早く更にギターを楽しめるようになるお手伝いができればと思い、今回の記事を書いてみました。

私が8年間ギターを弾いてきた中で、先輩に教わったことや自分で気づいたことなどを盛り込みましたが、書いてある全てが正しいとは思っていませんし、時には当てはまらない場面もあると思います

もし、あなたが違うなと思ったら自分を信じて色々なことを試してみてください。そして、良い方法や考えを見つけたら、ぜひ私にも教えていただければとても嬉しいです!

とはいえ、周波数帯域の感覚を身につける練習や、本記事で書いた注意点を意識して貰うだけでも音作りはぐっと良くなると思いますので、ぜひぜひお試しいただければと思います!

それでは、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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