みなさん、こんにちは。
前回はLCA 12AU7BBのアンシミュなどとの組み合わせについて書きましたが
今回は、こんな記事(→ まだJC対策で消耗してるの?)を書いてたくらいのJCアンチガチ勢の私が、12AU7BBとJC-120の組み合わせをスタジオで試してきました!
結論:JCらしさはかなり消せる!
簡単な比較音源を作りました。設定は同じで12AU7BBなし→ありの順番です。
Kigoshiシンライン(P-90)→LCA 12AU7BB→JC-120(ローインプット)
いかがでしょうか? まさにジャズコーラスという感じで引っ込んだ音だったのが、一気に前に出てきたのが分かるのではないでしょうか?
個人的にはJC-120のフニャッと引っ込んだ締まりのない感じが特に気に入らなかったのですが、12AU7BBをバッファとして繋ぐだけでだいぶ改善されました!
JCの引っ込んだ感じというのも、裏を返せばバンドアンサンブルに馴染みやすいという長所でもあるので、繋ぐ=良くなるでは無いかもしれませんが、音にハリが生まれ前に出てくるこの感じは、多くの人がJC対策として求めるポイントの一つなのではないでしょうか?
また、真空管アンプのちょっとおまけしてくれる感も若干ありますね。真空管によるコンプとエンハンスで少し弾きやすくしてくれる感じでしょうか。不思議と真空管パワーアンプを通したようなニュアンスを感じます。
ちなみに歪みと併せて使う場合は12AU7BBを前段に繋いだ方が良さげでした。
JC対策の歴史は変わった…
古来より人々はJC-120の癖を打ち消すためにあらゆることを試しては、希望を打ち砕かれてきました… ShigemoriのPretoneを2つ、Empressのパライコにプリアンプを繋いで、だいぶマシになった、でも結局はJCだ…なんて絶望する日々は終わったんです!
EQやらプリアンプやらをこねくり回しても消せなかったJCの癖が、LCAの真空管バッファを繋ぐだけでここまで変わってしまうなんて本当に脱帽です。毎回JCを使っていた学生時代にコイツがあればと思わずにはいられません…
繋げば最早チューブアンプ!とかは流石に言い過ぎで良くないと思いますが、これはJC対策ガチ勢 必見のアイテムであること間違いなしです!
それでは、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント