【レビュー】mooerの超小型パワーアンプ

今回はMooerのBaby bomb 30について書いていきます。

スタジオでKemperを繋いで試してきました!

左がアダプターの真ん中のところです笑

音量について

結局皆さんが気になるのは、バンドで十分な音量が出せるのかという点だと思いますが…16Ωキャビネットの場合だとロックは厳しいかも…!

音量的にはそれなりに出るのですが、出力がそこまで大きくないためか、音質的に余裕が無く歪みっぽい音になるため結構きついかもしれませんね。

クリアな音が欲しい場合には、もう少し出力に余裕のある商品を選んだほうが良いと思います。

ちなみにBaby bomb 30の出力は、恐らく8Ωで30W、16Ωだとそれ以下になります(ここ注意ですね~)

今回は16Ωのキャビネットに繋いでの感想なので、8Ωキャビネットに繋げばもっと余裕があるはずではあります。(スタジオに8Ωのキャビがなく試せませんでした…)

JCM2000リターン
Mooer Baby bomb 30

真空管の100WなのでJCMの方が音量はかなり大きいですが、これでもMooerもかなり爆音です笑

どちらもKemperで同じリグ、マスターは-14dBなのですが、Mooerの方がかなり歪みっぽく聴こえるのが分かりますでしょうか?

仕様について

Baby bomb 30は8Ω~16Ωに対応しています。寸法は93.5mm(D)×42mm(W)×52mm(H)

ツマミは9時ぐらいまでは急に音量が上がり、そこから12時までは微増、更にそこからは音量は上がらず歪みが増えるという感じです。

他に注意点としては、電源アダプタの箱部分がおよそ105mm(D)×45mm(W)×32mm(H)と本体より大きいです笑

ペダルプリと組み合わせてボードで完結させたいと考える人も多いと思うのですが、真空管パワーアンプのように艶などを加えてくれないので、プリ→Baby bomb→キャビだと素っ気ない、物足りない音になりやすいと思います。一応、前段にLCAの真空管バッファを繋ぐことで若干緩和できました。

終わりに

ミニサイズのパワーアンプということで気になっている方も多いと思いますが、16Ωキャビネットを使う場合は、基本的に音量にはあまり余裕がないと思っていいと思います。ライブならマイクを立ててPAから出せるので問題ないかもしれませんが…

また、ツマミを0にしていても、音にしているだけでそれなりにノイズが出ますね。

単純な音量・音圧は稼げますが、余裕がないせいか歪みっぽく明瞭度が低めの音になるので、より安定した音量やクリアな音を求める方は、真空管パワーアンプや他の出力に余裕のあるモデルを試すことをおすすめします。(ISPのStealthでも近い感想のブログを見ましたので、小型パワーアンプだとなかなか難しいのかもしれません…)

それでは、読んでいただきありがとうございました!

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