【レビュー】Recipe “47” Goat Soup Fuzzペダル

皆さんこんにちは。

今回はTone Brew Clubの「Recipe “47” Goat Soup」ファズペダルのご紹介です。

個数限定でブログやSNSで紹介することを条件に、格安で販売をされていた物を見つけて購入してみました。

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ブランドについて

Tone Brew Clubはのどかな空気が流れる長野県・小布施町が拠点のエフェクターブランドです。
通常ラインナップにはビンテージパーツなどに拘らず、可能な限り持続的に入手できるパーツを使用して製作します。

Tone Brew Clubのエフェクターにはレシピナンバーが割り振られています。

なぜ、レシピなのか。

それはエフェクターは抵抗やコンデンサー、オペアンプ、トランジスタなど実にさまざまな電子パーツが組み合わさって作られているからです。

無限とも言えるパーツの組み合わせから素晴らしいトーンが生まれる組み合わせはまさにトーンのレシピと言えるのではないでしょうか。

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長野県小布施町を拠点とするエフェクターブランドです。
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Recipe “47” Goat Soup について

下記は商品説明の引用です。

Recipe “47” Goat Soupは1970年代に登場し、現在まで幅広いギタリストに愛されるファズ/ディストーションをモチーフにしたペダルです。

ノブはオリジナル同様に左から「サステイン」「トーン」「ボリューム」です。

ペダル中央のトグルスイッチでクリッピングを変えることができます。
トグルを上にすることでスパイシーな音色に、下にするとミッドに重心が寄ったヘビーでより毛羽だったサウンドになります。

4つのトランジスタによるディスクリート回路が生み出す濃厚な轟音をぜひお楽しみください。

Recipe "47" Goat Soup | Tone Brew Club powered by BASE
Recipe "47" Goat Soupは1970年代に登場し、現在まで幅広いギタリストに愛されるファズ/ディストーションをモチーフにしたペダルです。ノブはオリジナル同様に左から「サステイン」「トーン」「ボリューム」です。ペダル中央のトグ...

ファズ/ディストーション、サステインという言葉から、Electro-HarmonixのBig Muff系のファズであることが想像できますね。

ちなみに、Big Muffには生産された時代によって様々なバリエーションがあることで有名ですが、こちらの商品がどのモデルを参考にしたのかは、残念ながら教えてもらえませんでした。

定価は16,500円、最近のペダルとしては良心プライスですね。

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サウンドについて

私はFuzzへの造詣は深くないのですが、いわゆる轟音系、音の壁と言われるようなサウンドでした

扱いやすく現代的にしたファズが最近の流行りなイメージですが、このペダルは良くも悪くも昔ながらのファズという感じです。

ビッグマフとの差別化ポイントとしては、クリッピングのバリエーション追加くらいで、ツマミの効きの改善や音を大きく変えるようなことはしていない印象ですね。

アートスクールの戸高さんが、Big Muffはトーンのスイートスポットが狭いよね、というようなことを仰ってましたが、トーンの効きもまさにそんな感じですね。

音量はかなり余裕があり、ユニティゲインは9時くらいです。

クリッピングSWについては、ポジションがUPだとローが少し減って気持ちビチビチしたファズっぽい歪み方になる、DOWNだと少しレンジが広い(太くて抜けない)感じになるという印象です。ただ、変化は地味めですね。

ちなみに、Fuzz Face系のようボリュームつまみでゲインをコントロールできるタイプのファズではないのでご注意ください。

デザインについて

デザインですが、普通サイズのアルミダイキャストケースにラベルを貼った感じ。LEDは高輝度の赤色でした。

Tone Brew Clubという名前なだけあって、クラフトビールっぽいデザインですね(以前に縁あって購入した大阪のクラフトビールが、まさにこんな感じでアルミ缶にラベルシールを貼ったデザインでした。)

強度は怖いですが、塗装より手間もかからないし、けっこうオシャレな感じになってるので、制作側といしては良い手かもしれませんね。(少しだけ斜めになってたり、ちょこちょこ気泡が入ったりもしてますが、ハンドメイド品の御愛嬌ですね笑)

ちなみにファーストオーナー限定で、一度だけラベルを交換してくれるそうです(往復送料が必要)

組み込み・パーツについて

プリント基板を使っていますね。パーツが整然と並んでいて気持ちが良いです。エフェクトの基板と別で流用できるフットスイッチ用の基板を作っているのが賢いと思いました笑

ブランドの紹介通りに安価で手に入る、至って普通のパーツを使用しています。

基板の上側に並んだ4つのトランジスタを見ると、やはりビッグマフって感じがしますね笑

個人的には高級コンデンサーとか、カーボンコンポジット抵抗とかにはあまり興味がないので、堅実なパーツ選びをしていそうで好印象です(左下の抵抗が一つ曲がってるのは、フットSW基板の組み込みの時に触れた感じですかね笑)

ただ、以前に少しエフェクターの自作をしていたので分かるのですが、ジャックは一番安いタイプの物ですね。抜き挿しがスムーズじゃないのであまり好きじゃないパーツです。

しかし、その他のパーツについては特に不満は感じませんでした。

まとめ

良いところ

  • ブティックエフェクターとしては安価(16,500円)
  • クリッピングSWでサウンドの細かいニュアンスの変更が可能

気になるところ

  • 本家ビッグマフや、マフ発展系ペダルなどの先駆者が同価格帯に複数あり(NANO BIG MUFF 12,800円、OneControl Baltic Blue Fuzz 14,800円など)
  • ジャックのパーツがいまいち

ファズペダルは本当に久しぶりに弾いたのですが、やはりファズにしかない気持ちよさや魅力がありますね。早速、録音中の曲でギターソロに使ってみましたが良い感じです(この時はBMXを前段に繋いでみました。)

クリッピングSWは細かいニュアンスの調整という感じなので、更にもう一歩、本家との差別化ポイントや遊び心があればより競争力的に魅力的なペダルになりそうだと思いました。

モダナイズされた扱いやすいファズではなく、昔ながらのファズペダルを探している方で、プラス数千円でビッグマフにクリッピング切り替えがつくと考えた時に、魅力を感じる方は試してみると良いかもしれません。

Tone Brew Clubさんは他にもOD、ブースターなどを販売されてますので、興味を持たれた方は是非チェックしてみてください。
HP⇨https://shop.tonebrewclub.com/

以上、今回も読んでいただきありがとうございました。

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