こんにちは。
今回はKEMPERと歪みペダルの相性問題と改善法について書いていきます。
KEMPERのインプットに歪みペダルを繋ぐとなんか違う…
KEMPERのインプットに歪みペダルを繋ぐも、音が潰れて上手くいかない経験をした人って結構いるのではないでしょうか?
わざわざ高いアンシミュ買ったのに…と凹んでるあなた。それは軽減できます、ご安心ください。
そもそもの原因は?
原因の1つは、恐らくインピーダンスのミスマッチだと思います。KEMPERのインプットはギター直のハイインピーダンス信号に合わせて作られているでしょうから、エフェクターを通すとインピーダンスが下がりますので、そこでミスマッチが起こるのでしょうね。
もう一つの原因として、どうやら、アンプのdefinitionが低い設定の時に歪みペダルとの相性が悪くなるようです。クリーンのアンプだとdefinitionが0とかに設定されてる場合が多いので、相性問題が発生しやすいです。
まず、こちらがアンプの前に歪みペダルを繋いだ場合です。潰れてパツパツした音になっているのが分かりますでしょうか。特にアルペジオのとこが分かりやすいのですが、音に隙間、余裕がない状態です。
改善法①:エフェクトブロックのディストーションループを使う。
KEMPERのエフェクトブロックには、歪みペダルを入れる用のループがあるのでそれを使いましょう。音の潰れがかなりマシになるはずです。
ちなみにディストーションループと普通のループの違いは、ループブロックの前段での音量変化がループにつないだエフェクターに影響するかどうかだそうです。
要はディストーションループに歪みを繋いで、前段のブースターをONにした場合は歪みエフェクターをブーストすることができますが、普通のループではこれができません。
パツパツ感がなくなり、かなりスッキリしましたね。しかし、これはこれでやや味気ないでしょうか。
改善法②:インプット前でインピーダンスを調整をする。
もう一つが、インプット前にインピーダンスの調整ペダルを繋ぐことです。
私はギターのトーン回路のコンデンサをショートさせたもの(これでインピーダンスを調整できるらしい)をケースに入れて使っています。
何も繋がない場合に比べてパツパツした感じが薄れ、音の間に隙間ができたのが分かりますでしょうか?空間ができることで立体感も、やや出てきますね。
改善法③:アンプ設定を変更する
definitionの設定を上げることでも、歪みペダルのノリが良くなります。また、definitionと比べて影響は小さいですが、Power Saggingを上げることでも弾き心地がやや自然になります。
まとめ
いかがでしょうか?
自分で試してみると、録音で聴くよりもはっきりと違いが分かると思います。実機ペダルをどうしても使いたいという人はぜひ試してみてください。
それではまた。
コメント
はじめまして
とても良い内容と思います。
kemperに限らずPODとかでも同様ですよね。
昔は「アンプシミュレーター 歪みエフェクター 相性」等でよく検索していましたのでw
長年の謎の理由を知れて良かったです。
私もkemperで歪みペダルはディストーションループの方が良いと感じます。
普通にインプットだと歪みが乗り切れていないと言うか何か弱々しいんですよね
個人的な対策としてはアンプ(クリーン)の音量は小さくして歪みペダルのLEVELを上げ目にしています。
こうした方が個人的にジューシーな感じで好みです。
あと歪みアンプのブースターとして使用する時は割と大丈夫かな?と感じています。
はこくろさん
コメントありがとうございます!
昔持っていたPODHD500でも苦戦していた覚えがあります笑
はこくろさんの対策もぜひ試してみたいと思います!
以前
>個人的な対策としてはアンプ(クリーン)の音量は小さくして歪みペダルのLEVELを上げ目にしています。
こうした方が個人的にジューシーな感じで好みです。
と言っていましたが、今思うと違います。
適切なレベルが重要と感じます。
失礼致しました。
やはりインピーダンス問題の解決が重要そうですね(AD/DA変換も気になる所ですが・・・)
個人的にはEVA電子のインピーダンス上げのエフェクターが解決しそうで気になります。
お久しぶりです!
いえいえ、前はこう思ってたけど、今思えば…みたいなのは
楽器でもあるあるですよね!
ご報告いただきありがとうございます!
実はEVA電子も試してみたのですが
相性の問題なのかKemperもIridiumでも使い物になりませんでした…
何度もすみません
自分なりに改善出来たので書かせてください。
まずCREWSのbuffoutをkemperのインプットの前に配置します(自分はディストーションループのリターンの前に配置しています)
このペダルはインピーダンスをツマミで調整出来るのでハイインピーダンスにします
ハイインピーダンスになるためケーブルの長さで硬さを調整(1,2mぐらいにしています)
これで嫌なチャリチャリ感が取れてかなり自然になり使いやすくなりました。
後は普通にクリーンのリグの選定、アンプブロツクの調整、CABIR、スタジオEQで音作り等で好みの音にします。
重要なのはインピーダンスの値の調整とケーブルの長さのバランスと思います。
ケーブルが長すぎるとハイインピーダンスになるため音が引っ込みます
ツマミでローインピーダンスに少しづつ戻すことでケーブルの影響を少なく出来ますが嫌な硬さが少しづつ出てきますのでジレンマを感じます。
もしかしたらプリ部にSUTIDIO EQで周波数とQ幅を上手く設定出来たら同様の事が可能な気もします。
ここまで書きながらも個人的に歪みはアンプで作りますw
長文失礼しました。
くろはこさん
あれからも研究を続けられてたんですね、スゴイです!
CrewsのBuffoutという商品は注目したことありませんでした…
機会があれば私も試してみたいと思います!
でも、私も同じく歪みはアンプで作る派です笑
情報提供ありがとうございます!!