まだJC対策で消耗してるの?

※JC-120好きの人が不快になる内容が含まれるかもしれません。ご注意ください。


2020/2/8追記:JC対策で有名な真空管バッファを試してみました

現状のJC対策で最強なのはこれかもしれません…


ネットなどでJC対策というワードをよく目にしますよね。これは、JC-120の音が気に入らない人たちが、JCで良い音を出すための対策という意味で使われているのだと思います。

よく聞くJC対策として①個性の強いエフェクターを使う、②プリアンプ的なペダルをインプットに繋ぐ、③プリアンプをリターンに繋ぐ、などがあります。

さて、この中で最も良い選択肢はどれでしょうか・・・正解は

④JC-120を使わない!!(過激派)

というのは冗談として、正直な話、①~③のどれも効果的とは言いづらいです。強いて言えば②でしょうか。

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リターン挿しはJC攻略の必殺技?

よくプリアンプをリターンに挿して、JCのプリアンプを通さないことで特徴を抑えられると考えている方も多いと思いますが、実はそれJCの術中にはまってるんです・・・

なぜなら、恐らく皆さんが感じているであろうJC-120らしさにおいては、パワーアンプ+スピーカーの要素も大きいからです。マーシャルキャビで出すとマーシャルっぽくなるみたいな話もあるように、出口側の影響は大きいんですよね。

基本的に、プリアンプのリターン挿しではJC-120の音の硬さ、音が引っ込む感じは解決できないと考えていいと思います。(最近流行りのVerocityとかですね)

JC-120は個性的なプリアンプと個性的な後段の組み合わせによって、なんとか成り立っているものだと個人的には考えておりまして、元のプリアンプ+パワーアンプ+SPのセットに加える形で対策をして行く方がまだやりやすい気がします。

折角良いプリアンプでも、JCのパワーアンプ+スピーカーに食われてイマイチというのはよくあります…

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真空感プリでJCもチューブっぽくなる?

JC-120に真空管アンプっぽさを求める方も多いと思います。

人が感じる真空管ぽさとは、大まかに真空管プリアンプの歪みや反応性、真空管パワーアンプによる温かみや艶感などがあると思います。

真空管プリを使う場合、反応性の面や歪み方で真空管っぽさを得ることはできるかもしれませんが、サウンド全体として真空管アンプ風にするのは難しいと考えています。

結局、私達が感じている真空管らしさにおいて、意外とパワーアンプが占める割合って大きいんですよね。

余談:ペダルプリアンプって良いの?

最近はペダルプリアンプも沢山出ており、導入を考える人も多いと思います。しかし、この時に注意していただきたいのがヘッドルームです。ヘッドルームとは、簡単に言えば入力に対する余裕です。つまり、前段からの信号をしっかり受け止めるだけの余裕がないと、歪み系を突っ込んだ時などに音が潰れてしまったりします。そして、そういう物がプリアンプと称して売ってる中にもあるんですよね…

ですので、プリアンプをアンプ代わりにして、前段に歪みエフェクターを繋いで音を作ろうと考えている方は、ぜひ、そこの部分を確かめてから買うようにしてくださいね。

ちなみに、私が試した中ではアルビットのA3GP、MATCHLESSのHot Box3、MBT-Customのプリアンプ(私が持っているのはTwin Reverb、Bogner Ecstasy Blue ch、Tone Master、JCM800モデルです)などはこの点をクリアしていました。

余談:A3GPは低音は強いという評判について

A3GPは低音が強いからBassは0でという話をちょくちょく目にするのですが、これを言ってる人は恐らくですが、JCに繋いでるんじゃないでしょうか。確かにJCに繋ぐと低音多いな~となるのですが、他のFender Hotrodとかに繋ぐとそうでもないんですよね笑

あと、Hot Box3はインプットに入れた方が良いって書き込みをネットで見るのですが、これもたぶんJCに繋いでるんじゃないかな…以前所有していたBadCatのアンプのリターンに繋いだ時は良い音してましたよ!

それだけJCが癖の強いアンプだというエピソードでした笑

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結局何を使えばいいのよ

私が唯一おすすめするとすれば、BOSSのGT-1000ですね!

この商品には、アウトプットセレクトという、アウトプット先のアンプに合わせてサウンドを最適化してくれる機能がありまして、少なくともJC-120とは一番相性の良いアンプシミュレーターだと思います。同じ会社なので当たり前かもしれませんが。

ちなみに、個人の感想で今まで試したアンシミュをJCとの相性順で並べるとこんな感じ。

GT-1000>>>Kemper>>AX8、HX Stomp

各社アンプシミュレーターについては、また別記事で書きたいと思います。

余談:裏技

強力な技として、スピーカー交換というものがあります。

過去のJC-120の中にR&P(ローランド&パイオニア)というロゴのついた時期の物があり、以前にそれ弾かせてもらったことがあるのですが、現行のような固さが無く、ぜんぜん違う音がしました笑

こちらのページで紹介されていました。→https://spreadsound.blog.fc2.com/blog-entry-803.html

結論

正直、みんなが言うJC-120は音が素直とか、エフェクターノリが良いとかも受け売りで言っている人が多いんじゃないかなとも思ったり…

最終的なアウトプットとしてJC-120を使う以上は、良くも悪くも出音はJCの域を出ないということは頭に置いておいた方が良いと思います。

その上でJCの限界を突き詰めるというのも楽しみの一つだと思いますし、外音をラインで出して、JCはモニターとして使うのも最近では良い選択肢の一つだと思います。

私は完全にJCと袂を分かつ道を選びましたが、決してそれが唯一の正解だとは考えていません。

皆さんがJCと和解 or 決別して新しい道を歩み、自分にとっての良い音を楽しめることを願っております。

それでは、長くなりましたが読んでいただきありがとうございました。

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