皆さん、こんにちは。
今回は久しぶりの実験回です。
2022/07/18:プリアンプのサウンド向上について新しい記事を書きましたので、是非こちらもチェックしてください。→【TIPS】僕らに足りなかったのは真空管パワーアンプではなく「コレ」だった!
はじめに
今回の記事の発端は、私が実機プリアンプ+GT-1000COREの組み合わせでライン録音をした際に、プリアンプ+キャビネットシミュレーターだけではアンプらしい音にならなかったので、なんとか改善できないかと考えたことです。
ここで原因として考えられるのは、実際のアンプと違って真空パワーアンプのセクションが無いことです。
アンプサウンドの真空管っぽさにおいてパワー管の要素が大きいということは、このブログでも何度かお話していると思います。
そこで、真空管パワーアンプのIRを作って通してみたらどうなるのか、と思いつき試してみました。
やってみた
私が使っているスタジオ・ワンというDAWにはIR作成用のプラグインが入っているので、それを使って録音しました。
I/F → Shinos&L Rocketのreturn → BOSS Tube Amp Expander → I/Fという感じで、アンプのパワー管(EL34)を通った信号をそのままラインでI/Fに戻している形です。
そして、結果がこちら。
録音環境は、Fullertoneテレ → GT-1000CORE (→ A45M Pro →) →I/F
先に流れるのがプリ+キャビネットIRのみの音源ですが、やはり締まりが無く、腑抜けた音って印象ですよね。ALBIT A45Mのようなフル真空管プリでさえイマイチなので、やはりパワーアンプセクションも含めてこそのアンプサウンドだってことでしょうか。
また、後に流れるのが今回、私が作成した真空管パワーアンプのIRを、プリとキャビネットIRの間に通した場合です。
音に輪郭や締まりが出た印象ですね。プリ+キャビネットIRのみに比べると、まだそれっぽくなったと思うのですが、皆さんの感想はいかがでしょうか?笑
リターン挿しにも
ソリッドステートパワーアンプに繋いだ場合の味気無さを緩和するのにも良い感じでした。
こちらはIRを読み込めるマルチがあれば可能ですね。
プレゼント
試してみたいという方はこちらからDLしてみてください。
DLパスは「PAIR」です。
IRファイルの形式は48kHzですので、それ以外が必要な場合はご自分で変換して使ってみてくださいね。
まとめ
真空管パワーアンプのIRについて、調べてみてもさっぱり出てこなかったので無理なのかな~と思っていましたが、意外とそれっぽくなりました。
以上、ありがとうございました。
コメント
GT-1000COREの記事から
プレゼントのパワーアンプIR試しました
予想以上に良かったです
中華のパワーアンプシミュと比較もしましたが(もちろんEL34で)IRの方が柔らかい感じで個人的には好みです
良いIRのプレゼントありがとうございました
hakokuroさん
試していただけたんですね、ありがとうございます!
気に入っていただけたようで良かったです!
ギター馬鹿チャンネルさんでこちらのパワー管IRを知りました。
当方JC-120とhx stomp環境で音作りに悩んでいました。プリアンプをリターン接続してもアンプらしい音が出ない、マーシャルのリターン接続ならアンプらしい音がでるのに… 。
早速試したところ感動しました。JC-120からまさに真空管サウンドが出ました。JC-120に存在しないパワー管の穴を補えるんですかね。プリアンプ搭載のマルチエフェクター&JC-120の方には必須ではないでしょうか。
また厚かましく質問と要望があります。1番から6番までありましたが違いは何でしょうか?6番だけ音が鳴らなかったのですが私の環境の問題ですかね?
今後もし可能であれば6L6やKT88も試して頂けないでしょうか?厚かましくてすみません。
本当にありがとうございました。
pod69さん
コメントありがとうございます!
私のIRを紹介してくれた方がいたんですね!
これは必要としてる人がいるだろうなと思っていたので
気に入ってくれた人がいて嬉しいです。
1~6はIRを作成するときに使用した
リアクティブロードの設定やDAW側の設定等の違いですね。
詳しくは覚えてないのですが…
手持ちのアンプがELの1台だけなので他の管のは作れませんが
今後増えることがあれば試してみたいと思います笑
ギター馬鹿チャンネルさんからまいりました。提供頂いたIR(no4)を使用したところ、音が分厚くブライトに、サスティーン、ハーモニクスが激変しました。
自宅ではGT1000core+Powerstage200+Vintage30 1×12のキャビにて鳴らしております。
OUTPUTをRecordingにしキャビシュミを使用すると音がこもり(当たり前ですが..)使えなかったので、今までは妥協したOUTPUTを選択(JCM2000)しておりました。
現在はOUTPUTをRecordingにてしております。
思わぬ副産物として、音がこもって使えなかったX-crunth、RECTISTKが微調整で使えるようになりました。
スタジオが楽しみになりました、本当に有難うございました。
RYOさん
コメントありがとうございます!
喜んでいただけたようで嬉しいです!
TX STOMPのIRから入っていってこちらに辿り着きました。凄く興味ありましてEL34IRをダウンロードしたのですが、HX STOMPには使用出来ませんでした。GT1000COREのみのIRですか?HX STOMPに使用するにはどのようにすれば良いですか?
dango8126さん
こんにちは。
配布しているファイルはただのWAVですのでGT1000用というわけではないですよ。
HX STOMPでも恐らく普通のキャビネットIRを取り込むのと同じ手順で使えると思います。
(ギター馬鹿チャンネルさんという人がYoutubeでHX STOMPでも使用されていたと思います)
HX STOMPは持っていないので詳しい使い方についてはすみません…