先日、Kemperの音は電源ケーブルで変わるのか(https://pneumoflux.com/2019/07/11/post-20/)という記事を書いたのですが、今回、新しい電源ケーブルを仕入れたので一応比較していきたいと思います。今回仕入れた電源ケーブルがこちら!
Acoustic Revive POWER STANDARD TripleC-FM/ 38,000円(税別)
いやーとんでもないですよね。ちなみに、私は中古を2万円で買いました。高い。
Acoustic Revive、通称アコリバは、 群馬県にある販売会社関口機械販売株式会社のメーカーだそうで、オーディオマニアの間では結構メジャーみたいです。オーディオ界隈からの評価もけっこう高い印象です。しかし、お高いオーディオ用USBケーブルとか出してたり、デジタルケーブルの比較音源として出したCDの元データが怪しいという噂があったり…胡散臭い部分もあるメーカーさんではありますね。
ちなみに今回のケーブルは、前回紹介したYoutubeの比較動画にも登場した物です。こちらの動画だとかなり良い感じですが、Kemperの場合ではいかに。
比較
今回も前回と同じく、
こちらが基準となります。
やはり、上がスカッとして開放感がある感じですね。しかし、改めて聴いてみると、この変化が音楽的かというと意見が分かれそうな気がします。ハイファイ志向の分野に向いているのかもしれません。経験を積んだオーディオファンはオヤイデを離れていく、というような話も目にしますが、こういうところなのかもしれませんね。
いかがでしょうか…個人的な感想としては、音が前に出てくるというか、音に立体感があるような気がします。前の2本は良く言えば横に広がりがあり、悪く言えばのっぺり。それと比べて、アコリバはセンターの音の密度が高く、前に出てくる音という感じでしょうか。
前者の2本に比べて音の重心が下がり、太さを保ちながら明瞭度が上がっている印象ですね。個人的には気に入っています。
画像比較
一応画像も載せておきますね(前回、ケーブルを這わせる経路等でも変わってくことが分かったので、あくまでも参考です)
7kHzより上が今までになく落ちてますね、徹底的にノイズを排除した結果なのでしょうか?
余談ですが、ケーブルのノイズ対策のために、フェライトコアをケーブルに付けるという人がいますけども、あれってどうやらMHzとかの帯域をターゲットにした商品のようなのですが効果はあるのでしょうか?20kHzが0.02MHzですからね…
おわり
前回スタジオで試した時は、音源で比べた際のよりもハッキリと違いが感じられましたので、アコリバのケーブルもスタジオで鳴らした時が楽しみです。
電源周りの影響を知った今、Shinanoとかのクリーン電源が気になってきてしまいました。順調に沼に足を踏み入れつつありますね…
読んでいただき、ありがとうございます。
追記:スタジオで鳴らした感想
Kemperに繋いでアンプから鳴らしたところ、アコリバケーブルの方が明瞭度が上がると言いますか音の輪郭がハッキリしました。また、締まったローが増しますね。特にグラッシーなサウンドなどはより引き立つと思います。上の音源と同じ印象でしたが、こちらの方がよりハッキリと違いが感じられましたね。
また、先日友人のヒュース&ケトナーのグランドマイスターに繋いで試してもらったのですが、純正ケーブルとは大きく変わり、太く張りのある音になりました!やはり、真空管アンプに置いては電源ケーブルも重要な要素の一つですね…
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